24時間フィットネスは、飽和状態と言っても過言ではないと思います。
エニタイムフィットネスが、2010年に日本で出店して以来、物凄い勢いで数々の24時間フィットネスが登場しました。
チョコザップは、今現在1日に3店舗ずつ増えていると言います。
どのようなビジネスでも、飽和状態になると価格破壊が起きます。
値段だけの勝負になってくると大手以外は非常に苦しくなってきます。
今からFCで24時間フィットネスをしようと考えている人は特に注意が必要です。
私のもとには、異業種でありながら、今から24時間フィットネスに参入しようとしている企業からの相談も多数あります。
また、24時間フィットネスのFCの権利を譲りたいという方からも毎日のように連絡があります。
24時間フィットネスの今後はどうなっていくのでしょうか?
24時間フィットネスが今後潰れていく可能性は非常に高い
その理由としては、以下の内容を考えることが出来ます。
・市場の飽和
24時間フィットネスは、コロナをきっかけに更に急速に普及し、市場が飽和状態になっています。そのため、競争が激化し、経営が厳しくなっているジムが多くなっています。
・人件費の高騰
24時間フィットネスは、無人のジムもありますが、とは言え清掃スタッフなどは必ず必要になります。人件費の高騰は、さらに経営を圧迫する要因となっています。
・清掃状況等清潔さの評判の低さ
Googleマイビジネスの口コミやまとめサイトなどに24時間フィットネスの評判が書かれています。
様々な評価が書かれていますが、無人がゆえのサービスの低下、清掃状況の劣悪さが指摘されています。
・体に変化が起きない、効果を感じることが出来る人が少ない
無人であったり、友人であったとしても「〇時~〇時」と制限があるため、会員は、指導者不在の状態でマシンの使い方などは個人任せのため、効率の良いトレーニングが出来ず、効果が出ない人が多く結果、退会者が増えることになっている。
・オンラインフィットネスの台頭
オンラインフィットネスもコロナをきっかけに一般的になりました。
オンラインフィットネスは、24時間フィットネスと比べて、低コストで利用できるため、利用者を奪う可能性があります。
YOUTUBEなどにも自宅で出来るトレーニングなどが数多くアップロードされていて、お金をかけずに運動する環境が誰にもあります。
このような理由から、24時間フィットネスは、今後も競争が激化し、経営が厳しくなっていくことが予想されます。
そのため、潰れていく可能性は高いと言えるでしょう。
24時間フィットネスが生き残るためには?
それでは、どうすれば24時間フィットネスが生き残っていけるかを考えてみましょう。
・他フィットネスとの差別化
競合との差別化を図ることで、顧客を獲得することができます。
独自のレッスンプログラムや、充実したサポート体制などを提供することで、差別化を図ることができます。
・集客力の強化
集客力を強化することで、入会者数を増やすことができます。
SNSやWebマーケティングなどを活用して、集客力を強化することができます。
・徹底的なコスト削減
コスト削減を行うことで経営の安定化を図ることができます。
余分なお金を使っている部分は必ずあります。
人件費や光熱費などのコストを削減することで、経営の安定化を図ることができます。
このような取り組みを行うことで、24時間フィットネスは、生き残っていくことができるでしょう。
私個人的には、入会金無料、1カ月目の会費無料、施設やサービスの足し算、流行っているモノを付け足したコンセプトのない24時間フィットネスに明るい未来はないと思っています。