政府が緊急事態宣言を発令したことをにより、対象地域のフィットネスクラブ、スポーツジムには、時短営業の動きが広がっています。
大手フィットネスクラブのほとんどが、午後8時までの営業という営業形態を取っています。
ニュースでは、病院や医療従事者、飲食店が取り上げられることが多いですが、フィットネスクラブ、スポーツジムもかなり苦しい状況が続いています。
休会、退会が続出し、クラブ自体はもちろん、スタジオレッスンを担当するインストラクター達も職を失う人も増加しています。
中には、2月に入り外出自粛していたメンバーさんが戻ってきているクラブもあるようですが、緊急事態宣言が延長されることが決まった今、どのスポーツ施設も予断を許さない状況です。
皆さんが経営されるジム、働かれているジムはいかがでしょうか? 緊急事態宣言の延長は、ある程度想定内だったという方も多いことと思います。
「コロナのせいで…」
と嘆いていても売り上げが上がることはありません。
コロナウィルス感染対策を万全にしつつ、次の手を考える必要があります。
私は、このまま順調に感染者が減れば、3月、4月は運動の需要が一気に高まるとプラスに考えています。
活動の自粛制限のある状況から抜け出した時には、人は必ず「運動をしたい」という気持ちが湧いてくるはずです。
フィットネスクラブは今何をすべきか?
では、この状況でフィットネスクラブ、スポーツ施設は今何をすべきでしょうか? それは、4つあると考えます。
1 現在通ってくださっている会員様へのサービスを徹底する
2 来店していないが会員継続してくださっている会員様が退会せず復帰していただける策を練る
3 コロナのために退会した会員様が戻りたくなる策を練る
4 新たなサービスの準備をすること
一度、退会された会員様を呼び戻すことは非常に難しいですが、退会者に意識を向けることも大切です。
コロナ禍の状況でなくても、新規入会を獲得し、退会を減らすということがフィットネスクラブ、スポーツジムが常に考えることですが、
全てが今まで通りにはいかなくなっている今、今までにはなかった発想が必要です。
AIがパーソナルトレーナーを務めるアプリもどんどん増えています。
家トレ系ユーチューバーという言葉も出てきました。
運動指導者誰もがオンラインレッスンを簡単に始めることが出来るようにもなりました。
施設ありきで営業してきたクラブでは、固定概念をなくし、斬新なアイデアを実践したところのみ生き残ることが出来ることと思います。