フィットネスクラブでより専門性の高い体組成測定サービスが提供される時代

20~30年程前からフィットネスクラブには、体組成測定器が設置されているクラブがあります。

体脂肪量、筋肉量、水分量、骨密度と様々なデータを知ることで会員さんのモチベーションを上げ、数か月後に再度測定をしてトレーニグの効果を感じていただくことによって継続率を上げ、退会を防止するのに役立ってきました。

最近では医師が常にいるフィットネスクラブや病院が運営するメディカルフィットネスも増えてまいりました。

今までの体組成測定以上の体の情報を測定し、より専門性の高い運動指導(運動処方)を受けることが出来るフィットネスクラブが増えることが予測されます。

しかし、そもそも、フィットネスクラブにおいて、体脂肪や骨密度以上の体組成、例えば血液や尿等から体内の成分の検査を行い、体の状態に合った個別ソリューションを提供をするようなサービスにニーズがあるのでしょうか?

いわゆる大衆フィットネスや24時間フィットネスに通う会員様がそのようなサービスを求めているとは考えにくいですが、リハビリやアスリートのパフォーマンス向上を売りにするフィットネスクラブにおいては、体組成だけでなく、血液や尿等から体内の成分の検査を行い、体の状態に合った個別指導を提供をするようなサービスのニーズは高まっていくと考えられます。

その理由としては、以下のようなものが挙げられます。

フィットネスクラブで血液や尿から体内の成分を測定するサービスが求められるか?1

1.健康志向の高まり

近年、健康志向の高まりにより、自分の体の状態を把握したいという人が増えています。

従来の体組成計や血圧計などの簡易的な測定では、詳細な体の状態を把握することはできません。

血液や尿検査を行うことで、より詳細な体の状態を把握することができ、より効果的な健康管理やダイエットを行うことができるようになります。

2.個別化へのニーズ

近年、健康管理やダイエットにおいても、個別に合わせたアプローチが重要視されています。

体質や生活習慣は人それぞれ異なるため、画一的なプログラムでは効果が出にくい場合があります。

血液や尿検査結果に基づいて、個別に合わせたソリューションを提供することで、より効果的な健康管理やダイエットを行うことができます。

3.テクノロジーの進歩

近年、血液検査や尿検査の技術が進歩し、手軽に検査を受けられるようになっています。

その進化は止まることはなく、益々より簡単により正確になっていくことが予測できます。

また、AIなどの技術を活用することで、検査結果に基づいて個別に合わせたソリューションを提供することが可能になっています。

4.コロナ禍の影響

コロナ禍の影響により、健康への意識が高まっています。

自宅で過ごす時間が増えたことで、運動不足や食生活の乱れなど、健康に悪影響を与えるような生活習慣を送る人が増えています。

コロナで活動量の減った日本人には、間違いなく、数年後には重篤な健康被害が日本中で問題視されるようになると思います。

このような状況下で、体の状態を把握し、健康的な生活習慣を身につけるためのサポートを提供するサービスのニーズが高まっています。

既に導入しているフィットネスクラブも存在する

既に実際に、血液や尿検査を行い、体の状態に合わせた個別サービス提供しているフィットネスクラブも存在します。

メリットのある体組成測定ですが、導入するにあたり、どのような点に注意するべきでしょうか?

フィットネスクラブが、血液や尿検査を行い、体の状態に合わせた個別ソリューションを提供するサービスを提供する際には、以下の点に注意する必要があります。

・検査結果の精度

検査結果の精度が低ければ、提供するソリューションも効果的なものとはなりません。

精度の高い検査機関と提携するなど、検査結果の精度を確保する必要があります。

・プライバシーの保護

血液や尿検査は、個人情報を含むデリケートな情報です。

会員様のプライバシーを保護するための対策を講じる必要があります。

・スタッフの知識

専門性が高くなればなるほど、スタッフの教育研修に力を入れる必要があります。

検査結果に基づいて、個別に合わせたソリューションを提供するためには、スタッフの幅広く高い知識が必要です。

クラブの特性を活かして、体組成測定を強みに変えていくことでより多くの集客を期待することが可能です。

フィットネスクラブ飽和状態の今、一味異なったサービスの提供こそが生き残る手段だと思います。

とはいえ、健康意識の高い人はまだまだ少ないのが日本だと思います。

フィットネスクラブ、フィットネスクラブに働くスタッフは、日頃から運動の重要性、運動の効果を様々な媒体を使って訴えかけ、健康と運動に意識を高く向ける人を増やす努力が最も必要なのではないでしょうか。