無人フィットネスクラブにおける防犯対策

コロナの影響によりフィットネスの市場規模は3割超に急減しています。

閉館を余儀なくされたクラブ、スポーツジムも多数あります。

マシン、スタジオ、プールといった施設を持つ、昔からあるいわゆる総合型のフィットネスクラブは、退会者が続出し、厳しい経営状況が続いています。

そんな中、24時間フィットネスは、出店を続け、それほど打撃を受けていないところが多いと聞きます。

その理由としては、スタジオやプール、大浴場がなく、密になる状況が少なく、基本的に一人で来るメンバーがアクリル板で仕切られたマシンを黙々とトレーニングするため感染の確立が低いと考える会員が多く、総合型フィットネスクラブに比べると退会者がほとんど出ていないためと言われています。

しかし世の中はコロナ禍であることに変わりはありません。

職を失った人、収入が減少した人で溢れています。

残念ながらその結果、犯罪者や精神的に不安定な人は増えています。

私は以前より24時間フィットネスが無人であることに警鐘を鳴らしています。

24時間フィットネスの中には、10時~20時までは有人、8時~16時まではスタッフ在籍、または曜日と時間によって異なるがスタッフがいる時もあるというクラブもあります。

しかし、ほとんどの時間が無人であるという24時間フィットネスもあります。

既に日本でも24時間フィットネスのクラブ内での殺人未遂事件も起きています。

また、駐車場に停めている車の中のモノを狙う車上荒らしも全国で被害が起きています。

無人であるのであれば、クラブ側はもっと防犯対策を厳重にすべきです。

クラブ内に凶器を持ち込まなくても、ダンベルやバーベルは凶器になります。

クラブ内はもちろんのこと、駐車場も夜間でも撮影することが出来る防犯カメラ、そもそも会員以外は駐車場にも入ることが出来ないようにする必要があると思います。

先日、私の住む地域の24時間フィットネスで車上荒らしがありました。

先月は、同じクラブでクラブ会員に指名手配犯がトレーニングしているとのことで、警察車両と警察官で溢れていました。

無人であるということは、会員が何らかの理由でトレーニング中に倒れた際にも対応することが出来ません。

24時間フィットネスは、FCなどで簡単に始めることが出来るビジネスですが、フランチャイザー (本部)、フランチャイジー(加盟店)ともにスタッフとお客様を守るために防犯対策について考え直すべきではないでしょうか。