明けましておめでとうございます。
フィットネスクラブ・スポーツ施設専門アドバイザーの吉沢陸です。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
昨年は、フィットネスクラブ、スポーツスクールも依然として新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、多くのクラブ、スポーツ施設が必死に提供するサービスに磨きをかけ、新しいサービスを始めました。
異業種からのフィットネス参入も多く、24時間フィットネスも劇的に増加しました。
2025年もビジネスとしてフィットネスクラブ、スポーツ施設の戦いは激化することと思われます。
2025年、1回目のブログは、今年のトレンドになるであろうフィットネスサービス、力を入れるべき部分を考えたいと思います。
AIパーソナルトレーニングの大頭
既に様々なフィットネスで導入されていますが、AIの導入は益々盛んになることと思います。
個別トレーニングをAIが最適化し、栄養、休養、トレーニングは全てAIパーソナルトレーナーに相談するということがより当たり前になってくると思います。
対人個別指導の価値向上
AIの発展が進むことに相反して、よりアナログな指導に価値を見出す人も増えると思います。
人と人との繋がりを見直す機会やイベントが増え、個々も改めて人との繋がりを求めるようになると考えます。
また、プロの指導を受けない限り、簡単に体が変わることがないということを多くの人が気づくことになると思います。
メタバースフィットネス
仮想空間での没入型トレーニングの体験がより身近になると思われます。
家庭はもちろん、商業施設等でもゲーム感覚で楽しく運動することができる場所が増えることが予測されます。
最新ウェアラブルデバイス
スマートウォッチ等の身につけるデバイスの進化が更に進み、個人の健康データ可視化と分析がより専門性の高いものになることが予測されます。
また、運動嫌いの人のモチベーション維持に役立つツールとして注目を浴びることになるかと思います。
アプリの進化
ウェラブルデバイスの進化に伴い、同様に更なる進化が考えられることがアプリの進化です。
運動の記録、データ分析、AIによる指導などもアプリによってより身近なものになると思います。
パーソナライズされた運動指導と栄養指導
無人フィットネスが増えたことで我流でトレーニングをする層が増えています。
皆、同じトレーニングマシンで同じトレーニングをしていることで同じような結果を得ることができないことに満足できない層がより個別化された指導を受けたいというニーズが増えることが考えられます。
サステナブルフィットネス
SDGsの考えはより強固なものへとなり、運動、フィットネスの領域においても「持続可能」「社会に配慮した」という考え方が根付き、今以上に「ゆる~く」ARを使った屋外フィットネスプログラムなどが益々増えることが予測されます。
中学生の部活動廃止
全国の中学校で部活動が廃止される方向で世の中が進んでおり、運動不足の若年層が増えること、部活の代わりに学校以外でスポーツスクールに通う学生が増えることが予測されます。
高齢者向けフレイル予防サービスの増加
コロナ以降、日本国民総運動不足と言っても過言ではありません。
特に運動習慣のなくなった高齢者のサルコペニアやフレイルが社会的に大問題になることが予測されます。
高齢者向けの運動サービスは益々増えていくことでしょう。
いかがでしょうか?
世の中は常に変化し続けています。
フィットネス業界も例外ではありません。
新しいテクノロジーの導入や、人々の価値観の変化など、様々な要因が私たちの生活に影響を与えています。
変化を恐れず、新しいことに挑戦していくことで、フィットネス業界、スポーツ施設は、ビジネスとしてより良い未来を築くことができるはずです。
私自身も、変化を恐れずに新しいことに挑戦し続けてまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。